ざっくり解説!
ヒプノセラピーを受ける前に
はじめに
ヒプノセラピーを受ける前に気を付けた方がいいことは何かあるのでしょうか。
もちろんあります。
では、どんなことに気を付けたら良いのでしょうか。
基本的には以下のようなことです。
- ヒプノセラピーに期待できることを知っておく
- ヒプノセラピーを受ける準備をする
少し面倒なようにも聞こえますが、そんなに難しいことではありません。
この記事を読んでいただければ問題ないと思います。
また、リフレーミングヒプノサロンでは事前の同意事項も用意しておりますので、もしセッションをご希望であればあらかじめご確認ください。
ヒプノセラピーは医療ではありません
小話1 ヒプノセラピーに病気の治療を期待しているパターン
ヒプノセラピーって病気は治るのか?エンセファリゾーン症を治したいんだが
ヒプノは治療じゃないですよ。私も医者ではありません。ちゃんと専門家に相談してください
ヒプノセラピーは医療ではありません。薬の代用でもありません。
ヒプノセラピーを取り入れているお医者様はいるかもしれませんが、通常ヒプノセラピストは医者ではありません。
ヒプノセラピーに期待できるのは、病気などの症状に対するネガティブな思い込みを取り払い、肯定的な態度となることで免疫機能や身体機能を自然に高めることです。これにより、場合によっては医療の助けとなる可能性があります。
つまり、「自分は重い病気だ!一生治らない!」と思い込んでいる人と、「適切な処置と指示に従っていれば必ずまた健康になれる」と思っている人であれば、どちらの方が良い結果になりそうでしょうか。
いずれにしても、何かしらの症状を改善したい場合は掛かりつけのお医者様にご相談の上、ヒプノセラピーを受けるかどうか検討すべきです。
催眠体験はオカルト的な体験ではありません
小話2 ヒプノセラピーに超常体験を期待しているケース
ヒプノセラピーで前世に行けるとか。守護霊に会えるとかって本当?ワクワク!
そういったイメージを潜在意識から引き出すことはできますが、それが実際に守護霊かどうかは私にはわかりません
潜在意識やイメージなど、目に見えないものを取り扱う催眠は、時として黒魔術のようなオカルトのように見なされてきました。日本では、まだまだそういったイメージが強いのではないでしょうか。
そういったオカルトイメージに加えて、催眠療法には前世療法なども取り扱いますし、イメージワークではスピリチュアル的な用語を使うこともあります。
こういったことから、ヒプノセラピーでは何か特別不思議な体験ができるのではないかと過剰な期待を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、少なくとも私にはそういった体験を提供する力はありません。
リフレーミングヒプノサロンで行えるのは、あなたを催眠状態に誘導し、あなたの潜在意識からイメージを引き出すことで、あなたを異世界へ連れていくことではないのです。
もちろん、潜在意識から得られたイメージや言葉は非常に大切なものです。
もし、ヒプノセラピーで神秘的な体験をした、ということであれば、それもまた否定すべきではないと考えています。
過度にオカルトやスピリチュアル的な側面に期待すべきではないということです。
セラピストを確認しましょう
小話3 セラピストがなんか合わなそうだったケース
ヒプノセラピーかぁ。初めてだから緊張するなぁ
――カランカラン――
ようこそ、我が催眠の館……
Hypnotic Labyrinthへ!!
うわー!へんな人きたー!!
何にでも言えることかもしれませんが、セラピストはあなたが「この人なら安心できるな」と感じる人を選ぶことをお勧めします。
私含め、ヒプノセラピストは数多くいらっしゃいます。
できればしっかりとした知識、経験ともに豊富な方を選んだ方が良いと思います。
しかし、そういったことを判断するのは難しいことです。まずは自分が信頼しても良いと思えるセラピストという観点で探してみても良いのではないでしょうか。
どのようなことでもそうですが、人と人が関わる以上、いくら周りが絶賛しても、第一印象や直感で信頼できないと思ってしまったら、無意識に警戒してしまうものです。
ヒプノセラピーでは特にお互いの信頼関係が重要になるため、第一印象や直感で「ちょっとなんか怪しいな」と思ってしまうようなセラピストは、そのセラピストの実力に関わらず上手くいく可能性が下がってしまいます。
ヒプノセラピーを申し込む前に、必ず確認しましょう。
ヒプノセラピーを受ける前は体調を整えておきましょう
小話4 前日羽目を外しすぎたケース
うわー、昨日夜中まで遊んでたから凄い眠いなぁ
あー、昨日人参カクテル飲みすぎたわー。二日酔い凄いわー
今日はセッションやめておきましょうか。また日を改めてやりましょう
ヒプノセラピーが安全で効果的なものになるよう、体調を整えておきましょう。
以下はNG項目になります。
- 体内にアルコールが残っている
- 過度に疲労している
- 寝不足
- 何かしら大きな病気を患っている
- 最近大きな手術をした
アルコールを摂取した状態は、ヒプノセラピーには不向きだと言われています。
過度に疲労している場合や寝不足の場合、セッション中に寝てしまう可能性があります。
また、命に関わる大きな病気を抱えている場合や、大きな手術をして体に休息が必要な場合はお医者様に確認をとってください。セッション中に何かあった場合、お互いのためになりません。
これに関しては常識的な判断をしましょう。
セッション直前までに環境を整えましょう
小話5 セッション中に集中できないケース
……
~~~~
~~~~……
(……めっちゃトイレ行きたい)
催眠状態はリラックスの先にあります。リラックスできることが非常に重要です。
また、セッションには集中力が必要です。
そのためには、あらかじめリラックスや集中できない要因は排除しておきましょう。
そういった要因として考えられるのは例えば以下のようなことです。
- お手洗いに行きたくなる
- 音や匂いが気になる
- エアコンや扇風機の風が気になる
- 部屋の中が暑いまたは寒い
- 誰かが突然部屋に入ってくる可能性がある
- 椅子などの座り心地が悪い
- 心配事や不安がある
- 鼻が詰まっているなど、呼吸がし辛い
他にも、あなたのリラックスや集中を妨げるものは、なんでも排除しておきましょう。
また、セッション中であっても、リラックスや集中を妨げる要因があればセラピストに伝えた方が良いです。何かに耐えながらのセッションでは最高の効果を得ることが難しいでしょう。
最近ではオンラインでのセッションもありますので、そういった場合はセッションに使う部屋の準備をしておいた方が良いでしょう。
まとめ
結局のところ、体調面に不安がなく、おかしな期待をせず、セラピストをちゃんと確認して、当日までに体調とかを整えておけと、そういうことか?
はい、大体そんな感じです
セッション中も気になることがあれば言っても良いんだね
そうですね。セッションに集中できない方が良くないですから
ふむ、とりあえず理解はした
僕も気を付けよー
今回説明させていただいたことは、ほとんどの場合ヒプノセラピーというものがどのようなものか分からない、分かりにくいという問題から説明が必要になったものです。
ヒプノセラピーがもう少しポピュラーになれば、こういったことは常識とみなされるのかもしれません。私はそんな未来を期待しています。